日本の国の花…国花「桜」について
今回は桜についてお話ししたいなと思います。
日本の国の花…国花は何かと問われると「菊かな?」と思ったり「なんだろう?」と一瞬迷ってしまうのですが…忘れてはいけません。桜です。

今年も楽しめる季節がやってきました。春爛漫!桜花の咲き誇った木の下で、人々が集まって笑顔一杯で語らう、そんな季節がやってきました。感染症の予防対策にも気遣いが必要なのですが、マスクをしなければならなくても、お酒をあまり飲めない方でも、桜の花は一所懸命に綺麗に咲き誇って微笑んでくれています。
この桜なのですが…アメリカに植樹したというのは小学生の頃聞いたのですが、イギリスにも民間主導で約7500本ほどの桜が送られ、植樹されています。王室の公園とか学校をはじめ色々な場所に植えられて、毎年綺麗な花を咲かせ、イギリスに住む人々の目と心を楽しませてくれているそうです。

この植樹に使われる桜の木なのですが、日本に起源があると言われています。イギリスに植樹された桜は3種類で紅豊、太白そして有名な染井吉野の3種類です。これらは全てイギリス産の苗木なのですが、もちろん日本の桜が祖先になります。この3種類は時期をずらして徐々に咲いていくので、花を長く楽しめるという利点があるみたいです。この中で太白という種類は真っ白な花を咲かせる桜なのですが、日本においては絶滅したと言われています。イギリスのイングラムという人が日本を訪れた時に、あまりにも綺麗なので何種類もの桜を持ち帰られたそうです。そのおかげで苗が残ったそうです。
満開の桜を見た子供たちの笑顔が浮かんできます。イギリスも四方を海に囲まれ、日本も同じく四方を海に囲まれているので、気質としてはよく似ているのかもしれないなと感じます。海のパワーを感じる両国は桜でつながっているのかもしれません。

日本には桜という素敵なプレゼントをがあります。この桜を真ん中に置いてイギリスとはもちろん、他の国々の方々とも仲良くできればいいのになぁとつくづく思います。中国があの可愛いパンダで友好関係を色々な国と結ばれるように、日本にもかわいい動物ではありませんが、素敵な桜の木があります。桜の木を真ん中に置いて、どんどん友好国を作っていけばいいのになぁと思います。
ロシアにもウクライナにも桜を送って仲良くして欲しい!平和な世の中になり、満開の桜花が咲く木の下で人々が集い、食事をして、語らう…そんな時が訪れば良いのになぁと心から祈っています。