3つのRで人・もの・社会を継続させることについて

今回は3Rについてお話ししたいと思います。

大阪に本社がある高島屋がリサイクルメーカーと共同でお客さんの服を集めて、糸や布へ再生して新たに服に作り変えるという取り組みを始めたというニュースを目にしました。高級感の溢れるものをバイヤーが集めて、高品質で多くのお客さんに受け入れられる製品を並べている百貨店。そんな百貨店が服のリサイクルをおこなって、新たな高級感のある商品に仕上げて、また売り出すということが新しい取り組みだな~循環型の商品の販売を始めたのだな~と感心しました。服を回収して作り変える。その服の素材はポリエステルが主体となるそうで、そのポリエステル製の服を分解して再生樹脂を作るとのことです。この取り組みで得られることは…石油消費量の減少が可能になることと、二酸化炭素の排出減少という点で見ると新たに樹脂の服を作ることに比べて、再生の糸と布で服を作ると約60%の排出が削減できるとのことでした。すごいなあ!と思いました。

リサイクルって何だろうと考えていたのですが…ゴミとして捨てるのではなくて様々な工夫をして資源に戻すことだということです。例としては新聞紙をリサイクルするという話はよく聞きます。新聞紙を回収してドロドロになるまで溶かしてインクを除去します。紙の原料となる植物繊維のパルプに戻すことが可能だということです。その戻したパルプを使ってダンボールを作ったり、他の新しい紙製品を作ることが可能になります。またアルミ缶や鉄など様々なゴミがリサイクルされているということも知りました。

これらのゴミはリサイクル資源と呼ばれるもので、決してゴミではありません。しかし集めることに工夫が必要で分別にかなりの労力を取られるので、捨てる時の分別がとっても大事だと言われています。リサイクルを行うにはかなりのエネルギーが必要になるので、環境にとってはリサイクルに使うエネルギー源であったり二酸化炭素が排出されたりということもあるので、よくよく考えなくてはならないようです。

三つのRとよく言われるのですが…そもそもゴミを出さないリデュースということと、使えるものは繰り返して使っていくというリユース、そしてゴミにしてしまうのではなく原材料に戻したりして再び新しい製品を生み出すリサイクル…この三つのRを取って3Rと言われています。取り組みとしてはこの三つを回していくことが大事だと言われています。三つの R に代表されるこの循環型の製品や商品、その再販売や再生を持続させるためには使う側の協力・応援が欠かせないと感じます。Rマークがついていたりこれがリサイクル製品と知ったら、よくその製品を確認して是非購入してみたいものだなあと思います。

人間の体も繰り返し繰り返し使っていかなくてはならない代表のようなものだと思います。先ほどの三つの R で言うとリユースの繰り返しになってきます。人間は機械と違うのでガソリンを入れて、その燃焼で動くというものではなく、食べ物を分解してその時生成したエネルギーで体を動かしていきます。その食べたものはエネルギー源となるだけでなくて体を作り直していく大切な元になってきます。髪の毛になり、皮膚になり、爪になり、血管になり、血液となる。そういったものを体にしっかり取り込んで体を長く使える…リユースできるようにするために必要なことは三つ!

いつものお話にも共通することになってくるのですが、しっかり眠ること寝ている間に心も体も作り直されます。次に作り直すのには原料が必要ですが良いものをしっかり食べること。食べないと作り直してくれることはありません。そして、しっかり使ってあげること。材料を入れて作り直してもそれを使わないと意味がないと思います。まめに動くことも心がけて三つのR。無駄なことをせず・・・ダラダラしてゴミを出さずにしっかり繰り返し使える身体にして無くなったものは補っていく!そんな生活を目指すことができたらなぁと思っています。