経済成長を支えている裏側から考えたことについて

2021-11-17

経済成長を支えている裏側から考えたことについてのお話!

今回は経済がどんどん発展するその裏側にあるのは何だろうということをちょっぴり考えてみました。

今年はお米農家は豊作で良いお米がたくさんできたのに軒並み値段が下がって・・・例えばコシヒカリはだいたい60kgあたり1万円を下回ることはほとんど無いのですが、今回は前年(2020年)と比べて30%近く約3500円ほど下落したというニュースを耳にしました。良いお米ができても農協を通じて売るとこんなに安くなってしまうのであれば今後もお米を作れるかな?これでは続けられるかどうか不安になることがあると専業農家のお父さんが話をされていたのを聞いて驚きました。

また、もう一つをお米の価格が下がったのには理由があってコロナウイルス感染症の拡大で外食産業がお米を買ってくれなくなった事とコンビニエンスストア向けの業務用として出荷されているその量も減ってしまっている
ことも原因の一つと言われていました。

お米は本当に美味しい食べ物で日本人の主食です。もっとどんどん食べたいのですが血糖値がグッと上がることや美味しくて食べ過ぎることでどんどん体重が増えてしまうのでどうしても食べることを控え、意識して我慢
しようという気持ちが働いてしまうのも正直あります。

でも・・・やはりお米は食べたいので血糖値の急上昇をなんとか抑える方法と考え出して玄米であればお米の美味しさも味わえるし多少パサパサするのですが、しっかり食べられてその上にカレ—のルーをかけたり、親子どんぶりおにぎりでも食べられるので今はしっかりお米も食べています。

先ほどのお米農家の奥さんがこれだけのお米ができたのに・・・悲しいくらいに良いお米なのに売れないし、値段がどんどん下がってしまうのは本当に辛いと切ない顔で話をされていたところを見たのが印象的でした。

友達に農家の次男坊がいるのですが、「農業はきついし、スイカを作っていたけど儲けが少ないので人の勧めでメロンを作ったがまあ食べてみて。」と言って食べさせてもらったことがありました。これが全く甘くなかったのでなんとも感想が言えなくて・・・。

その農家のお兄ちゃんが家を継いでいるのですがそのお兄ちゃんの話が印象的でした。「農家の経営は結構大変だけど余裕もあるんよ。どれだけ大変な時でも農家は食べるのに困ることがないんでね。自分のやり方、工夫で農業を確立して自分の勘と腕で生活を成り立たせているから自信もあるし生産費を低くさせることもできてまた一番いいのが誰にも束縛されないという自由があるからね。」と笑顔である意味矜持を持って話をされていることが印象的でした。

先ほどのお米でも値崩れはしなかったお米があると聞いて、どうやって?と思い調べてみるととってもおいしいお米で各家庭に直売しているとのことでした。値段もちょっぴり下がりはしたようですが、60㎏1万3000円と結構いい値段でおいしいのでずっとリピートしてくれてさらにしっかりお米を毎年作るということに挑戦できるという好循環が生じているそうです。

経済発展が頼りの様々な今のサービス業は経済成長と共に所得が増えるということを背景にしてどんどん豊かになったと思います。新幹線が走って、飛行機が飛んで、携帯電話で話をすることが当たり前で、一人一台パソコンを持っているという便利な社会が出来上がりました。

その便利な社会は・・・感じるのですが砂上の楼閣のようなものではないかなぁと思うこともあります。それは経済発展が鈍化した時点でたちまち傾いてしまうと感じるからです。大地にしっかり根を下ろし、自分の知恵と技術で食べ物を作る農家のお兄さんの話をこんな時に思い出してしまいます。

私はサラリーパーソンですが、農業にすごく魅力を感じている一人です。農業を主に行う人々は不安の少ない労働と暮らしを手にしていると感じます。やっぱり自分の技術、自分の知識、自分の経験で欲しい作物が作れて、その日々の営みをしっかり支えてくれる地域や仲間がいるというのはこんな私にとってはすごく魅力的な産業に見えて仕方がありません。

あなたも農業に挑戦してみませんか!?