2022年開催予定の北京冬季五輪と外交について

今回はもうすぐ開催される北京五輪と絡んで中国とアメリカが外交上でもめていることについてお話ししたいと思います。中国の新疆ウイグル自治区などで人権侵害が起こっている。それに抗議するためにバイデン大統領は2022年の北京冬季オリンピック・パラリンピックに政府の代表を派遣しないと発表されました。ホッとしたのは選手の競技参加は「いいよ」と言っていることです。子供の頃、モスクワ五輪ボイコットで選手が涙ながらに出たいと訴えていた姿がテレビの画面に映し出されていて、その映像が甦って今回はあの時の状況にはなりそうもないと思いひと安心しました。

この北京五輪外交ボイコットは良いことなのか、悪いことなのかよく分からないのですが…新聞を読んだり、ラジオでニュースを聞いたり、週刊誌を読んだり色々と見聞きして考えているのですが、難しいことなのだと感じています。事実であれば人権侵害はもちろん間違っていることだし、非難されても中国は内政干渉だと言っても申し開きはできないように思います。

アメリカも国内では色々な差別と闘っている人がいるので、強い口調で批判できる立場にあるのかな?と思ったりもします。また、民主主義が絶対という思いのもとに色々な思惑が絡んでいるように感じるので、頭の中には?がたくさん発生しています。私はオリンピック・パラリンピックの外交的なボイコットという政策が良いかどうかは分かりません。

別の角度から考えてみました。学生の頃、関東方面に修学旅行に行ったのですが、それぞれが観光地で立ち寄ってみたい場所があって、その地域で有名な観光スポットにはみんなできるだけ沢山行きたいと思うのが本当のところだと思います。生まれつき足が不自由で一人では長距離を歩くことが難しく、膝の屈伸が難しかったので段差を乗り越えるのも人の援助がいるという友達がいました。その友達が自分たちのグループに入るかどうかで悩んでいたことを思い出します。結局、「私たちのグループに入れば良いよ。」とお願いして、東京に出かけました。一日都内での自由行動時には立ち寄りたいスポットはかなりあったのですが、結局、数か所に留めて活動しました。 NHK の放送センターに行った事は覚えています。原宿にも一緒に出掛けたかな~。撮ってもらった写真をTシャツにプリントしてお土産に持って帰ったことも思い出します。

足に障害がある友達が「ここでジュースを飲んでいるから、みんなで行ってきて。」と告げられたことを今でも覚えています。「どうして?一緒にジュースを飲んで、ケーキも食べて、一緒にいようよ。」と言って皆で一緒にジュースを買って、飲んでワイワイと話をしました。

姿、形が違うとか、肌の色が違うとか、経済的に厳しいとか、身なりが異なるとか…そんな理由で区別とか差別とかが生まれるのは辛いことだなぁと感じます。それが現実なのでしょうが…。今回、北京冬季オリンピック・パラリンピックで外交ボイコットが起こった理由が、本当に中国人の中国人による人権侵害があるのであれば、心ある中国の方が解決しようと声を上げて、改善すべきものではないのかな?と今は思っています。だって、同じ国に住んでいる人なのですものね。

修学旅行の時、一緒のクラスで同じグループになったあの友達も仲間なんですものね。助け合って援助するところは援助し、言うべきところは言って、困ったときは守って楽しい時間を過ごせば良いのになと思います。この放送は中国の皆さんには届かないと思いますが、中国の親友がいます。その中国の親友ともちょっぴり話す機会もあるのですが…この放送が中国の人の耳に届けば良いのになぁと思ったりします。みんなで楽しく100年前後の人生を生きていきたいですね。