災害発生時にペットと避難することについて
今回は災害時にペットと避難することについてのお話です。
以前にもお話を聞いていただいたのですが、私は集合住宅住まいなので、ワンちゃんや猫ちゃんと一緒に暮らすことは規則で禁止されているので不可能です。動物は大好きなのですが、飼うことができません。住まいの近所に「保護猫カフェ」という喫茶店と猫と触れ合える空間があるお店ができたので、仕事の帰りに少し覗いて癒してもらっています(笑)
しかし、2羽の文鳥は飼っていて…名前は「小梅」と「小桃」と言います。これがなかなか可愛くて…癒してくれているのですよ!仕事を終え、帰宅してからまず私がすることは鳥籠の洗浄です。水と餌を入れ終えるとホッとします。しばらく居間を飛び回っていた2羽は、手に乗ったり肩に乗ったりしてちょっぴりの時間一緒に遊んでくれます。「ちちち」と声をかけると「ぴぴぴ」と鳴いて返してくれます。なかなか楽しいですよ!

日本全国、地震が結構頻繁に起こっています。フッと2羽の文鳥を災害発生時に避難所に連れて行くことはできるのだろうか!?と考えることがありました。文鳥でも悩むので、ワンちゃんや猫ちゃんを飼っている方にとっては心配のタネになるだろうなぁと想像しています。犬、猫を飼っていると家族のような存在になって、災害時には大切な飼い犬、飼い猫を守るために一緒に避難所に逃げるという事態も発生すると思います。ワクチン接種などの健康管理や必要最低限の「しつけ」などが飼い主には日頃から求められるので、「大変だ」とは思うのですがペットと一緒に暮らしている人の責任として、防災への心構えを持つことが大事だろうなと思っています。
今、私も真剣に考えているのはワンちゃんはマイクロチップを装着して、身元が証明できるというシステムがあると調べたのですが…2羽の文鳥にももっともっと小さいマイクロチップを埋め込んで、万が一避難所に連れて行くことができない時には自然に離すしかないので、餌を置いておき、避難生活から無事帰宅できた時に、探すことができる手段はないかな~と真剣に考えています。ワンちゃんも猫ちゃんも大きな地震や台風など暴風が吹くと驚いてしまって、迷子になりやすい状況があると思います。首輪をつけたり、迷子札を付けたり、先ほど申し上げたマイクロチップを装着することで身元証明ができるようにしておくのも一つの手だと思います。

実際に災害が発生した時の避難には、自治体の指示に従って周囲になるべく迷惑をかけない配慮が必要だと思います。感染症や虫がついたりしている状態には配慮して、予防には普段から注意をして、ワクチン接種やブラッシングをしっかりしてあげて抜け毛を除いておく等でペットの健康や衛生面をしっかり整えてあげることが大事だと思います。

また、常時とは状況が変わるので不安になり、ワンちゃんなどは吠えることが増えてしまうので、むやみに吠えないようにしたり、噛みつかないなどの訓練をしておくことも大切だと思います。食料や水、トイレシート等を避難セットの中に準備しておくのも飼い主の責任だと感じています。私も2羽の文鳥の餌と水を確保しておかなければならないと肝に銘じています。移動や避難先で利用するゲージやキャリーバッグは日常的に使っておかないとなかなか入ってくれないということも起こるので…安心してペットが眠れる場所を確保するためにも日頃から使って慣らしておいてあげることが大事だと思います。どうしても別々に暮らさなければならないことが生じた場合には、頼れる預け先を確保しておくことやペット受け入れ対応してくれる避難場所の確認をしておく事をお勧めします。
避難計画がグッと立てやすくなりますし、様々な災害をシミュレーションをして私達人間と動物の命をしっかり守る方法を考えたいなと思います。