旧暦で季節の移ろいを感じてみませんか!「二十四節気と七十二候」
1反ほどの畑で野菜を作り出して、気になりだしたのがその日の天気と気候です。野菜の旬とか種をまく頃、苗を立てるにはいつ?ということを考え出したときにたどり着いたのが二十四節気「立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。 1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります」と七十二候「中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと」でした。

二十四節気は…春であれば立春とか清明、夏は夏至とか大暑、秋は白露に寒露、冬は立冬や冬至、大寒…その言葉を聞いただけで不思議ですね~季節を感じるようになるのです。二十四節気も畑に係わる以前にはそれほど意識したことがなかったのですが、七十二候に関しては更に馴染みがありません。
例えば東風解凍(はるかぜこおりをとく)というのは、ちょうど2月の初旬に東から吹く、風が氷を解かすという季節を表す言葉だそうです。また、3月の中旬頃には桃始笑(ももはじめてさく)と言うらしいのですが、俳句の季語にも使われる「山笑う」というのは…にこにこ笑うでもとても素敵な言葉なのですが、笑う…咲くという意味があり、桃初めて笑うですから…桃が咲き始めるということになるのですね!

もう1つ雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)という言葉があるのですが、これはちょうど1月頃に雪がシンシンと降ってきて、その降り積もった雪の下では麦が芽を出し始めているということを表現していて、よく麦踏をするとじいちゃんから聞いたことがあったのですが、なんだか元気が出る七十二候のひとつだなぁと感じます。
私はようやく農業を始めることができたので季節の移り変わりとか、天気を気にしだしたのですが、そうでない頃はどうやればせっかく日本に生まれてきたのだから「春夏秋冬」それをどうすれば楽しめるのかなと考えてみたのでで!
朝起きた時に顔を洗いますが、その時にお湯を出すことをやめてみると触る水の温度はどうでしょうか?「冷たい!」と手をつい最近まで引っ込めていたのが、触っていても平気になったと感じることはないでしょうか?こんな時にも「あ~季節が変わっていっているんだなぁ」と感じることができます。
また、ウグイスがチラホラ姿を見せたりして「早春賦」という唱歌がありますが、この歌を思い浮かべるだけで「山が笑うなぁ!山に花が咲きだすなぁ」と季節を感じることができます。

ランニングをしていても、ウォーキングをしていても…いつも見ている景色でがちょっとずつ風景が変わってきて、花が咲きだすと「あっ季節が移っている!」と感じられます。
絵手紙であるとか、絵葉書に「最近、雪が降って…。とっても寒かったのですが、あなたの地域ではどうですか?」と一筆添えるだけで季節をすごく感じることができます。
クッキー作りとかが大好きで、そのクッキーに小麦粉、砂糖等にピーナッツやアーモンドを練り込むというだけでなく、季節の野菜を練り込んで作ってみたいなと思い最近挑戦しだしました。ニンジンを練り込もうかな?今収穫しているほうれん草を練り込んでみようかな?どれぐらいの割合が良いかな?と考えるだけで季節がついてくるので結構楽しめますよ。