神様と太陽の恵みについて
今回は神様と太陽の恵みについてお話したいと思います。
私が小さい頃、ばあちゃんに火の神様、水の神様、田んぼの神様、かまどの神様と神様がいっぱい居るからね!という話を聞いたことがありました。幼心に神様ってたくさんおるんやな!と思ったことを思い出します。火の神様は火神、水の神様は水神で…花を飾ったり水をおまつりしたりと色々なおまつりの仕方があるなぁと思ったことがありました。色々な宗教が起こる以前に人間は色々と自分達を守ってくれる神様で…特に太陽の恩恵を受けて、その太陽に畏怖の念を抱いてきたと言われています。日の光に希望を見い出して、そのもたらしてくれる恵みに感謝して、日照りが続くと雨が欲しいなぁと雨乞いをしたり、寒い時期冬至の前後にはその太陽の力が最も弱くなるから困ったものだと考えたみたいです。

自分の体のことや心のことを思うと秋口から「ちょっぴり寂しい」と言うか「なんだか気分が落ち込む」と言うか…心身ともに倦怠感につつまれるような感覚を毎年持っていました。何故こんな風に気持ちや体がちょっぴり元気がなくなるんだろうな?と思ったのですが、「まあ、そんなものか。」と思って、そのまま毎年やり過ごしていたのですが…。

この気分の少しの落ち込みを精神科専門の先生が調査した結果…2%ほどの人にその傾向があるということでした。ふ~ん、そうなんだ、自分もその2%前後の人に入っているのかな?と思ったことがありました。北半球で最も太陽が低くなり、日照時間が最短となるのが冬至ですが、その冬至のあたりが陰のきわまり、そして陽に転じる日と言われています。寒さはまだまだ厳しくなっていきますが、太陽の陽の気は確実に徐々に強くなってくるので、これからはちょっぴり秋口から感じていた気分の落ち込み、心身の倦怠感が減ってくるように転じてくると思います。
農園に出かけていて思うのですが、太陽は本当にありがたいなぁとつくづく感じます。しっかり全身を温めてくれるので、心も体もホクホクしてきます。この太陽は毎朝、当たり前のように昇ってきて私たちを照らし温めてくれるのですが、その有り難味を忘れていることが多いとつくづく感じます。同時の冬至の前後でゆず湯に浸かったりして邪気を払うというのは、ちょっぴり落ち込んだ気分を払拭するということになるのでしょうか!?
このように邪気を払うということも太陽の力をしっかり感じ取れるようにという願いがあるように思います。朝、寒さが厳しいのですがちょっぴり早起きして、初日の出だけではなく毎日昇ってくる太陽を見て、その恵みに感謝し大切にしようと思う気持ちもちょっぴり良いものだと感じます。皆さんも太陽に感謝して日の出を見て1日の元気を体に充電しませんか!?