迷走神経を刺激してリラックスしませんか?
迷走神経を刺激してリラックスしませんか?ということについてのお話しです。
私たちは頭で考えて目標を立て、それを達成するために「これをやろう!あれをやらなくては!それはどうなった?」とずっと考え動き続けています。この動いてる時に働いているのが交感神経で…その交感神経が頑張って働いているので心拍数を上げて、体温を上げて、血圧も上げて、色々な活動を活発にできていると言われています。
しかし、この状態をずっと続けるとかなり疲れてしまいます。改善対策として人間は休むことがとても大事になります。リラックスしなければなりません。このリラックスする時に役に立ってくるのか迷走神経です!
迷走神経は自律神経中の副交感神経の代表的な神経になります。存在場所は…延髄から腹部にまでとっても複雑に絡み合って走っています。非常に分かり難く、色々な内臓器官にその先が到達しています。このあちこちに走っている姿から、迷走している状態とみえて迷走神経と名前が付けられたようです。消化管はもちろんのこと、心臓や肺などほとんどの臓器に影響を及ぼしている神経になります。

この迷走神経の役割は…血圧や血糖値、体温に心拍数、また食事した時にお腹がいっぱいになったと感じる「満腹感」などの調整もしてます。唾液の分泌を調整したり、感情表現する涙の分泌もつかさどり、涙量の調整もしてくれます。
この迷走神経をゆっくりほぐしてあげるだけで、かなりリラックスが可能になります。迷走神経を刺激して、リラックスさせてあげると…頭痛や心不全を癒してくれる効果があります。迷走神経をどのようにリラックスさせる方法は…耳の前にある柔らかい出っ張りに指をのせて、耳たぶを包み込むように持って、軽く右回し、左回しという要領で回してあげます。右に10回、左に10回で結構ほぐれてきます。もう一つ…耳の後ろから鎖骨の真ん中あたりにかけて走っている胸鎖乳突筋という筋肉があるのですが…その筋肉の流れに沿って何回か軽く上から下に向かってさすってあげたり、円を描くように軽くさするという方向で迷走神経をリラックスさせることもできます。
注意点は…迷走神経が支配しているところが心臓や肺ということもあり、繊細な神経なので決して「強くぐるぐる回したり、押したりしない」ように用心して下さいね。迷走神経をほぐしてリラックスして、のんびりしてみませんか?