自宅で味噌づくりに挑戦してみることのススメ!
先日、自宅で初めての味噌作りに挑戦し終えました。
母親がいつもお世話になっているお味噌屋さんで麹と天然塩を買い求めて、大豆は通信販売で購入して下処理から作業開始です。今までは母や叔母が仕込みから仕上げまで全工程を担ってくれていたので、私は食べるだけでした(笑)。
コーヒーを飲みながら家族で雑談してる時に母親から「今年はいつものお味噌屋さんに3升分の味噌を注文したよ。もう作れないと思って…。」という話が出ました。
「えっ。」と聞き返し顔を覗き込んでしまいました!「体力的にもう限界かなと思ってね、プロに任せるよ。」とちょっぴり寂しそうな返答。

この時「(自分にはその時間があるか?と自問しながら)たくさんはできないかもしれないけど、教わりながら家で今年も味噌を作ろうよ。」と話を続けると「そうする?手間だよ。時間はあるの?」と矢つぎばやに質問が返ってきます。「2升してみよう。お店にお願いしている3升と合わせて5升あれば、冬には柚子味噌にも使えるからね!」と声をかけると「やってみようか!」と味噌づくりが我が家でも動き出しました。
何気なく食べていた自家製味噌なのですが、時折市販の味噌を食べることもあるのですが、はっきり味の違いが感じられるほど違うだとは感じていました。「手前味噌」という言葉にあるようにその家々で味噌を作て食卓を華やかにしていた「味噌」。それぞれに工夫があって味を自慢しあったことから「手前味噌」と言われだしたと聞いたことがあります。
我が家の「味噌…手前味噌」が一番と私も思っています(笑)。
今年はその味噌作りに挑戦することとなったのです。
2升の大豆を一晩水に漬けておいて、十分にもどしておきます。圧力鍋にこの大豆と水を入れて蒸し上げます。その茹で上がった大豆をちょっぴり冷まして 60度ぐらいにして、フードプロセッサーにかけて細かく潰します。

パナソニック フードプロセッサー 1台4役(きざむ・する・混ぜる・おろす)離乳食 MK-K48P-W
カビが生えるといけないので…25°の焼酎で手はもちろんのこと、使う道具を消毒しつつ(私はアルコールが飲めないので、この時アルコールの匂いで酔っ払った気分になって顔が赤くなり、ちょっぴり休憩もしたのですが…苦笑)味噌作りの楽しさを感じることができました。

細かく潰しちょっぴり大豆の粒が残るようにしてボールに移し替え、用意していた天然塩を混ぜ込んでいた麹と合わせてしっかり混ぜていくと…少し固くなり、重たさを感じるようになったところで、大きめのおにぎりを作り、味噌たるに力一杯ぶつけて(少々飛び散ってしまうのは「ごあいきょう(笑)」)空気が入らないように更に押し込んでいきます。

この作業を大豆が無くなるまで繰り返し、3時間弱続けて2升の味噌の仕込みが完了です。
最後に味噌たるの上にラップをかけ、更に塩をたくさん載せて蓋をして終了です。
次の作業はお盆の頃に天地返しをして…9月~10月ぐらいに今年の新しい味噌が完成する予定です。
「今年は自家製味噌は作らない」となりかけていたのを、何とか説得して仕込みを終えました。当日はちょうど一番下の娘が仕事が休みで「手伝ってあげる」ということで和気あいあいの時間が持てました!
娘に「来年も一緒にしようか!」と声をかけると…「いいよ。」との返事。来年の味噌作りの予約もできました(笑)。
母親の味噌作りを何とか引き継ぐことができ、今年はプロに3升の味噌をお願いしたもののいつか5升の味噌を作ることができたら…プロに任せることなく、自家製の本当の手前味噌が作れるな!?と思っています。また、今から来年の話をしても如何なもの?とも思うのですが…娘と一緒に味噌作りができると思うだけで、親父は結構1日楽しい気分で過ごすことができました!皆さんも手作りにこだわると思いがけない宝物をもらえるかもしれませんよ!