文化,機器,生活,趣味

スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、今月は文化の日があります。やはり文化です。今年も多くの方が旭日章、瑞宝章、宝冠章と文化勲章を授与、表彰され凄いなぁ、今までの頑張りが認められて晴れやかな笑顔の受賞者の姿を拝見し素敵なことだとつくづく思いました。

11月3日は「文化の日」明治天皇のお誕生日で明治節と呼ばれていました。「学校に行ったら紅白のお饅頭をもらえた。講堂で校長先生がいろいろと話をしてくれたけど・・・早くおまんじゅうをもらって家に帰って頬張りたいなぁ~、そんなことばっかり思っていたよ。」とおばあちゃんが教えてくれたことを思い出します。この日は平和と文化を重視した日本国憲法が公布されたことを記念して自由と平和を愛し、文化をすすめる国民の祝日となったと小学校の先生から教わりました。「文化の日」に注目が集まるのですが・・・それだけではなくこの日は結構色々な日に制定されていて「文具の日」でもあるし、手塚治虫さんの誕生日ということもあり「漫画の日」とも言われています。あと、レコードは文化財ということから「文化の日」を記念日として日本レコード協会が1957年に「レコードの日」に決めたそうです。

遠い昔のことの様に感じるのですが、レコード盤を買ってきてその盤の溝の上にゆっくりとダイヤモンドやサファイヤが付いた針先を落とし込んで懸命に聞いていたのを思い出します。いたずらで回転数を変えて早口言葉の様にして遊んだりゆっくり回してスローモーション状態を楽しんだりと兄弟でふざけ合ってきゃあきゃあと大声お出していたことも思い出します。現在はレコード盤ではなくて好きな音楽を携帯のスマートフォンやタブレットにダウンロードして聞くというのが主流なのでレコード盤の話をしても子供たちは「え??」というような顔をしています。


ビリー・ザ・ベスト

初めて買ったアルバム(あ、今は写真と言えばスマートフォンで撮ってクラウドにどんどんアップロードしていくので、そのアルバムも分からない方が多いかもしれないのですが・・・アルバムと言っても写真を収めるケースではなく、レコード盤は歌手の顔写真等が掲載された紙のファイル「アルバム」に入って売られていて、ビリージョエルの「Honesty」・・・Pianomanが入っているアルバムを買って宝物のようにして部屋に飾っていたことを思い出します。曲で思い出したのですが、先日車を走らせていてラジオからザ・ポリスのEvery Breath You Takeが流れてきて涙が出そうになりました。この曲も初めて聞いたのはレコード盤だったな~ということを思い出します。


ポリス・ザ・シングルス~見つめていたい(限定盤)(UHQ-CD/MQA)

健康,生活の質,食品

今回は緑茶についてお話ししたいと思います。「ちょっと一服しませんか?」と言ってくれる人がいる。本当にホッと一息つくことができます。お茶で思い出す話があります。「三献の茶」と言われているそうですが・・・豊臣秀吉が鷹狩に出た時に喉が渇いたということである寺でお茶を所望しました。その時に汗をかいてるだろうから初めはぬるめのお茶をたくさん出し2杯目は少し温めたお茶を少なめに立て、最後は熱い濃い目のお茶を少量出してゆっくり楽しんでもらうと言うお茶の出し方をした石田三成のことを思い出します。

きっと創作された逸話と思うのですが・・・こんな緑茶の独特の味わいを作る主な成分にはカテキンとカフェインとアミノ酸があります。健康成分として広く知られているカテキンは渋みが強く、苦味の主な成分はカフェインになります。ではアミノ酸は?何杯飲んでも飽きない美味しいと感じる旨味成分にアミノ酸があげられます。

お茶の美味しさを演出する成分として欠かせないものです。このお茶に含まれるアミノ酸の半分以上は「テアニン」と呼ばれるお茶独特の成分で、その他にグルタミン酸なども含まれているようです。お茶の木の根の部分でこのテアニンは合成され、成長とともに葉に止まるようになりテアニンがお茶の葉の中に多く蓄積されることでまろやかな風味になると言われています。この成分に日光を当てるとポリフェノールのカテキンに変化して苦味の成分が増えます。高級茶の玉露というのがありますが、この玉露を作る時に日光にあまり当たらないようにカバーで覆いをするのですが、これはカテキンによる渋みを少なくする為だと知りました。確かに高級なお茶程このひと手間が重要でテアニン尾含有量が増えるそうです。このテアニンなのですが最近注目されだした成分の一つで「ぐっすり寝る」ことができないとか夜間中途覚醒してしまうと日中注意がしっかり続かなかったり、手足が冷えるなど自律神経症状に関係した色々な症状を改善すると言われだしたので注目を集めているようです。

健康,活動,生活の質,運動

ブログ記事

今回は筋力の低下による困った症状についてお話したいと思います。男女を問わず年齢を重ねると筋力の低下は避けて通ることはできません。走れなくなり、早く歩くことができなくなり、重たい荷物を持つことができなくなり・・・と力仕事がだんだん苦手になってきます。その状態に抗えども思うようにいかないのが加齢による筋力低下だと思います。

特に骨盤底筋群が筋力低下を起こすと尿漏れなどで悩む人がグッと多くなります。重たいものを持ち上げた時やくしゃみをした拍子に思わず尿が漏れて下着を汚してしまうということは経験する方もあると思います。「腹圧性の尿失禁」と呼ばれる状態です。

骨盤底筋群と呼ばれる筋肉は膀胱や尿道、直腸、子宮等をハンモックのように支えている筋群です。この骨盤底筋群が筋力低下を起こすと先ほどもお話したように力を入れるとお腹に圧がかかって尿が漏れてしまう症状が起こることがあります。この骨盤底筋は骨盤骨、尾骨、腰骨などにつながっている多数の筋のことで呼吸の際にも横隔膜と共に動いて腹圧を一定の状態に保つ、また歩いて移動することを安定させるのに役に立っている筋肉です。また背中がピンと伸びた姿勢を維持する働きを担ってくれています。

筋肉は90歳を過ぎてもトレーニングするとしっかり付いてくるので、加齢による筋力低下を完全に抑えることはできませんが・・・一時期に一気に落ちてしまうことはしっかり予防できます。また落ちてしまった筋力を回復させることもできます。この骨盤底筋群も筋肉ですから複雑なところに存在していますが筋トレで鍛えることが可能で例外ではありません。決して加齢変化だからしょうがないな!と諦めてしまわずにコツコツとトレーニングをすると改善させることが可能です。

このトレーニングの方法なのですが、簡単にできる方法としてケーゲル体操というものがあります。1940年代にアメリカの産婦人科のドクターが考案した方法でその名前からケーゲルという名称になったそうです。排尿する時に肛門、膣をしっかりギュッと締めるとおしっこが止まります。このおしっこを止める時に働くのが骨盤底筋群で、収縮したという証拠です。排尿がこのようにして止められるんだという感覚がちょっぴりでも体で理解できたら、トレーニングを始められます。