先日、自宅で初めての味噌作りに挑戦し終えました。
母親がいつもお世話になっているお味噌屋さんで麹と天然塩を買い求めて、大豆は通信販売で購入して下処理から作業開始です。今までは母や叔母が仕込みから仕上げまで全工程を担ってくれていたので、私は食べるだけでした(笑)。
コーヒーを飲みながら家族で雑談してる時に母親から「今年はいつものお味噌屋さんに3升分の味噌を注文したよ。もう作れないと思って…。」という話が出ました。
「えっ。」と聞き返し顔を覗き込んでしまいました!「体力的にもう限界かなと思ってね、プロに任せるよ。」とちょっぴり寂しそうな返答。

この時「(自分にはその時間があるか?と自問しながら)たくさんはできないかもしれないけど、教わりながら家で今年も味噌を作ろうよ。」と話を続けると「そうする?手間だよ。時間はあるの?」と矢つぎばやに質問が返ってきます。「2升してみよう。お店にお願いしている3升と合わせて5升あれば、冬には柚子味噌にも使えるからね!」と声をかけると「やってみようか!」と味噌づくりが我が家でも動き出しました。
何気なく食べていた自家製味噌なのですが、時折市販の味噌を食べることもあるのですが、はっきり味の違いが感じられるほど違うだとは感じていました。「手前味噌」という言葉にあるようにその家々で味噌を作て食卓を華やかにしていた「味噌」。それぞれに工夫があって味を自慢しあったことから「手前味噌」と言われだしたと聞いたことがあります。